[副校長] プレゼント

プレゼント

2024年も師走。そして今日はクリスマスイブ。街には眩いイルミネーションが飾られ、家族や友人そして恋人たちの間ではプレゼントを交換する姿がたくさん見られることでしょう。プレゼントは渡す人・もらう人双方の気持ちをわくわくさせる。お互いの気持ちを想像しては、胸の中にあたたかな光が灯る。だからクリスマスに限らず世界中いつの時代でも、プレゼントを渡し受け取るという文化はなくならないのでしょう。プレゼントは物だけに限らず言葉や相手に対する行為をもそれに加えるなら、この世界はプレゼントで溢れた世界と言う事も出来ますね。

霞ヶ関高校の今年の入試関係のイベントには、例年を大きく上回る中学生とその保護者に来校いただきました。どの人も高校選びに期待以上の不安を抱えていたことでしょう。そのような人たちに向かい、私も何度か説明会で話す機会をいただきました。通信制のこと・本校の特色など、時には厳しいことも正直に話したつもりです。話す中で私が意識したのが受験生たちに贈る言葉のプレゼント。『話を聞いていただいた方々の心の中に物語を作るヒントやきっかけを与えることが出来たらいいな』と思い話させていただきました。

受験生や保護者の皆さんに、高校生活に対する希望や勇気が沸いてきて、これからの自分の人生に明るくあたたかな光が降り注ぐ。そんな物語をお一人お一人の心の中で想像していただけたなら、プレゼントの送り手としてこんなにも嬉しいことはありません。

あなたの心の中で芽生えた素敵な想像が、力強くあなたの未来を創造していく一歩となりますように。

あなたにとって一番の高校に巡り逢えますように。

Mary Christmas

 

 

2024年12月24日

霞ヶ関高等学校

副校長 伊坪 誠