[副校長] 自信

自信
空や空気までもが、秋色になってきた。秋は中学校訪問の季節だ。来年度の生徒募集のために、中学校の先生たちに本校の事を知ってもらいに行く。簡単に言ってしまえば、営業活動である。自前の軽自動車にパンフレットと募集要項を積み込み県内各地を巡る。口下手でシャイな私は、この中学校訪問と称する営業が苦手である。しかし、年々楽しさが増して、この季節が待ち遠しくて仕方がないと思える様になってきた。

営業が楽しい理由は、二つある。一つは、色々な人や景色に出会える楽しさ。そしてもう一つは自社製品を説明出来る楽しさである。中学校の先生に会えるのは確かに楽しい。しかし、今私がなによりも楽しいのは、自社製品である霞ヶ関高等学校を説明することだ。自分の高校や生徒、そして先生方に自信があるので、こんなにも素敵な学校の事を沢山の人に知って欲しい。見学に来て欲しいと思いながら営業が出来る。それがなによりも嬉しくて仕方ない。

営業途中道端にクルマを駐車し、用意したパンとコーヒーでピクニック気分の昼食時間を過ごすこともある。「澄んだこの青空のような、笑顔絶えないあたたかな高校づくり。これからも、みんなで続けて行きたい。」そう思いながら飲むコーヒーの味は格別に美味しい。これも営業の楽しみのひとつに加えるとしよう。

 

2018.10.25  副校長 伊坪 誠

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