季節は大寒。顔まで凍ばる寒さの日々。今日も冷たい風が街を吹き抜けていく。そんな中で先日、陽だまりに咲くスミレを見つけた。寒風の中で身を寄せ合って咲く姿は、愛らしくもあり力強くも感じた。同時に幾人かの生徒や卒業生、入試相談に来た中学生や他校の生徒の顔も浮かんだ。この空の下、みんなどうしているだろう。

寒さに震えてませんか。笑顔で暮らしてますか。あなたにとっての陽だまりは見つかりましたか。

陽だまりの中で、人に愛される人間に、これから先のどんな時代でも生き抜く力を備えた人間に成長してくれること。そして立派に成長したあなたが、今度は誰かの陽だまりになって、愛くるしくも力強いスミレをこの冬空のどこかで育ててくれていることを信じています。

そう思っただけで、北風の寒さを感じなくなっていた。あなたたちこそ、私にとっての陽だまりである。

 

2020.1.21

 

霞ヶ関高等学校

副校長 伊坪 誠