卒業式も終わり、春休みが始まった。学内がとても静かである。校内の静けさとは反対に、本校のある川越にも桜の花が咲き始め、街は春の賑やかさに包まれている。

春は終わるものと始まるものの同居する季節。学校を卒業する者もいれば、春からまた本校で新たな高校生活を始める者もいる。どちらの者達も同じ春の日を浴び、同じ桜を仰ぐのだ。置かれている状況は皆違えど、桜を仰ぐ時の気持ちは、過去の道程に対する感慨と、これから始まる新年度への期待や決意ではなかろうか。

この春の決意とこれから始まる毎日が、来年や、遥か先の自分に繋がるのだ。次の春、キミはどんな思いで桜を見上げている事だろう。そして大人になった時のある春の日、キミは誰と桜の下を歩いているのだろう。

その答えは、キミの心と体だけが知っている。今年の桜の下で感じた心のままに、未来を歩いて行こう。新しいたくさんの笑顔に出逢うために。

今年もまた、大切な人と桜を眺めることが出来て幸せである。